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信州大学付属長野小 3年1組のその後

総合学習のため、豚を飼育し「いのちをいただく」ということを学んでいた信州大学附属長野小学校3年1組の児童皆さん。当社でも豚小屋の建設をお手伝いしました。


建設時の様子はこちら


2023年1月出荷のため、豚の「ぶーちゃん」とのお別れの会が行われました。1年間一緒に成長してきたぶーちゃん。元々出荷することを目的に育てていましたが、児童の皆さんの中には様々な葛藤があったことと思います。ぶーちゃんへの感謝の気持ちをメッセージや歌に込めて、涙ながらに伝えていました。
先生からは「これはみんなの命へつながる、はじまりの会だ」とお話がありました。


「はじまりの会」の後、水島牧場さんのご協力のもと、屠畜センターへ出荷するためにぶーちゃんをカゴに移動させました。興奮して暴れると危ないので、子どもたちは離れて様子を伺います。カゴに入れられたぶーちゃんはどこか寂しそう。

子どもたちも、ぶーちゃんとの別れが惜しいようでトラックに載せられてからもじっと見守ります。

いよいよトラックが動き出すと、子どもたちは学校の敷地を出るまでその後を追いかけていました。


後日、きたやつハムさんによってベーコンやハム、ソーセージに加工されました。
ぶーちゃんは最終的に160kgもの重さになっていましたが、とても良いお肉だったとのことです。

加工されたお肉は子どもたちで購入したり、お世話になった方におすそ分けされました。

箱の中には児童の皆さんからのメッセージも同封されていました。


ぶーちゃんのお肉を受け取った子の中には、箱を開けてお肉を抱き締めたり頬ずりする子も居たそうです。
また、普段あまりソーセージなどを食べない子も、このお肉は「おいしい!」と言ってたくさん食べていたと話を聞きました。

1年間「いのち」について向き合われてきた児童の皆さん。野菜の栽培とは異なる深い経験をされたことと思います。ぶーちゃんとの生活はここで一区切りを終えますが、そのいのちはお肉になって、食べた方のいのちへ引き継がれました。

私たちも改めて食べ物を大事に食べること、いのちをいただくということの尊さを、学ばせていただきました。

信州大学附属長野小学校3年1組の皆さん、先生、飼育から出荷に携わった全ての皆さんに感謝申し上げます。ありがとうございました。



さらに後日、ぶーちゃんの小屋は、当社で解体させていただきました。