毎年茅を集めています

当社では、毎年ゴールデンウィーク明けに近隣近在を廻って「茅」集めを行い、茅をストックしています。茅葺き屋根を葺いたり、葺き替えるには大量の茅が必要になります。工事のご依頼を受けてから茅を集めるとなかなか集まりませんので、当社では毎年茅を集めていつでもご依頼が受けられるようにストックしています。

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  茅集めは、約20年ほどになります。近郷の戸隠地区の方々にお願いして、譲っていただいています。戸隠地区は降雪量が多いので、住まいを雪から守るために、茅を雪囲いとして利用されています。春の雪解け時期になると、この茅は不用になるそうです。それをリサイクルさせていただきます。

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  情緒のある風景ですね。長野近辺にも昔は茅場がありましたが、現在はなくなってしまいました。この茅を刈ってくださっているのは、お年を召した方々です。「茅を刈るのはひと苦労だけど、毎年高木建設さんが来てくれるから頑張ってるよ！」とおっしゃってくださいます。ありがとうございます。

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  中型４トントラック２台、満載の茅になります。長さは２ｍほどあります。この茅はいわゆる「ススキ」です。

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  茅は軽いので、投げ込み作業になります。積み込みは一つずつ手作業で行います。

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  会社に戻り、雨に当たらないよう倉庫に入れて乾燥させておきます。最近では、茅葺き屋根の工事はほとんどありませんが、修繕や葺き替えのご依頼を受けてもこうやって毎年少しずつ集めておけば、いつでも利用可能です。葺き替え工事はいつでもお任せください！

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  茅葺き屋根は火に弱く、虫が付きやすいなどの問題点はありますが、自然素材の良さがあります。日本の伝統家屋・伝統技術を受け継ぎ、日本独特の美しい風景をつくり上げます。 当社は古き良きものを受け継ぎ、後世に引き継ぎたいと思っております。