約100年前の古民家の古材を使用して、T邸の新築工事を行いました(古民家リサイクル)。古民家は新潟県糸魚川市で民宿として利用されていたそうです。豪雪地帯のため、積雪に耐えるために柱は5寸角の杉材が使われていました。曲線を描いた梁は、豪雪地帯で伐採された杉材の根元の曲がりを上手に利用していました。丁寧に解体後、新しい住まいへ生まれ変わりました。
T邸は、屋根は桟瓦葺き、壁は土壁漆喰塗り、建て方は接合金物を一切使用せずに継手・仕口加工をして組み合せています。材木をふんだんに使用して、木の呼吸を感じながら、体にやさしい住まいを目指して建てられました。
木造平屋建
建築面積:271.35㎡、延床面積261.06㎡
TA邸新築工事
所在地 | 長野市 |
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竣工年 | 平成15年8月 |