禁煙教室を開催しました
2025年9月30日、社内の喫煙者を対象に「禁煙教室」を開催しました。講師には協会けんぽのご担当者をお招きし、たばこの健康への影響や禁煙への取り組み方について学びました。
今回の教室では、まず「アルコールパッチテスト」を体験しました。
腕にアルコールを含ませたパッチを貼り、20分後に皮膚の反応を見るという簡単なものです。赤くなった人はアルコールに含まれる"アセトアルデヒド"を分解しにくい体質で、同じアルデヒド成分を含むたばこの害も受けやすいとのこと。「お酒に弱い人ほど、遺伝子的にたばこの影響も受けやすい」という関係に、参加者は驚いた様子でした。


続いて、たばこが自分の体だけでなく、家族や同僚など周囲にも悪影響を与えることが説明されました。受動喫煙による健康被害やにおいの問題、子どもへの影響など、身近な話題も多く出していただきました。
また下の写真(右)は「1日10本のタバコを1年間吸い続けた時に肺に取り込まれるタール(発がん性物質)の量」とのことで、より実感がわくサンプルも見させていただきました。


さらに、禁煙外来についても紹介がありました。医師のサポートを受けて禁煙を進めると、成功率は自力の3~4倍にも上がり、保険適用で経済的負担も軽減できるとのことでした。
参加者からは、「もともと禁煙をしようと思っていたので、これを機会に始めたい」「タバコが体に良くないことを再認識した」など前向きな感想が寄せられました。
当社でも禁煙外来の費用や、禁煙補助剤の購入費用を一部負担できるようウェルビーイング支援制度を整えたので、より挑戦しやすい環境にシフトしていると思います。
しかし一方で、「全くやめる気はない」と言う社員もおり、取り組みの難しさも感じました。
今回の禁煙教室には、専門工事業者からも1名が参加しました。今年から健康宣言の中に、社員やそのご家族のみならず、専門工事業者の皆さんも対象に含めたため声がけさせていただきました。
今後もこのような機会を通じて、業界全体で健康への意識が高まることに期待しています。