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祥雲学院/明蓬館SNEC長野さん見学会

2022年11月10日、祥雲高等学院/明蓬館SNEC長野の生徒さんをお招きし現場見学会を開催しました。
私たち建設業界は、工業系の高校の生徒さんの現場見学会の開催は比較的良く開催していますが、もっといろいろな生徒さんに「建設業」・「建設のおしごと」を知って欲しいと思い、開催に至りました。いつか進路の選択肢として選んで欲しい、一緒に働きたい、そんな思いも込めた現場見学会です。



祥雲高等学院/明蓬館SNEC長野」様は、平成28年10月に、福岡県北九州市にある明蓬館高等学校の学習センターとして、長野市鶴賀問御所町に開校されました。高校卒業資格を取るために、自分のペースで自分らしく過ごす学校です。
インターネット上の教室で、インターネット環境があれば、いつでも、どこでも学習できるそうです。毎日通うのもOK、週1回通学するのもOK、午前だけでも、午後だけでも、登校ペースも1日の過ごし方も自分で決められる無理をしないで自分のペースで過ごせるステキな学校です。

◆ 祥雲高等学院/明蓬館SNEC長野 HP
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見学したのは、2021年夏に長野市から白馬方面へ向かう国道19号小松原トンネル付近の斜面が崩れ、通行止めになる災害が発生してしまった現場です。発生当時、当社でも初期の災害復旧作業として土砂の搬出や木の伐採などを行いました。

まず初めに事務所で当社の説明や技術者と技能者の違いなどをお話しした後、工事内容をお話ししました。
災害発生から1年以上が経過した現在は、地すべり防止の工事として、ジャイロプレス工法を用いた鋼管杭圧入工が実施されています。この工事は長さ35m、直径1mの杭を一定間隔(スキップロック工法)で、地すべり面を貫きその下の強固な岩盤まで打ち込むことで地すべりを止める工事です。この工法での施工は長野県でも初という事で、生徒さんも熱心に聞いていました。

その後は現場へ移動し、大型のクレーンや実際に鋼管杭を圧入している様子を見学しました。

これから打ち込む予定の、鋼管杭も間近に見ることができ、皆さん興味津々に見学していました。

またこの現場では三次元モデルを用いた設計を行い、建設DXを進めています。せっかくなので生徒さんにも操作を体験してもらいました。学校ではなかなかできない経験に、とても高揚した様子でした。

見学後、生徒さんからは「みんなのために工夫している姿にかっこいい、すごいと思いました。」「事業の説明や現場での話もユーモアがあってとても楽しかったです」と嬉しい言葉をいただきました。

楽しく素敵な時間を過ごすことができ、開催して良かったと感じた現場見学会になりました。